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EPWING for the classics
セットアップ
注意:手元にWindowsXPとLinuxマシンしか無く、Macでの動作確認は行っていません。ここではWindowsXP(一部Vista)での操作例を示しますが、他のOSでもほぼ同じだと思います。EPWINGデータ自体は、どのOSでも同じファイルが使えます。
→Unicode版EBWinでのセットアップ
→EBPocket for iOSでのセットアップ
1. 辞書データのダウンロード
「ダウンロード」ページから、必要な辞書のデータファイルをダウンロードします。
2. 辞書データの解凍
辞書データファイルを適当なディレクトリに解凍します。
たとえば、変化形見出し付きの羅英(ELD)と希英(ML)を利用する場合、以下のように置いて下さい。
- 羅英辞典:C:\ClassicalEPWING\eld-morph
- 希英辞典:C:\ClassicalEPWING\ml-morph
これらのディレクトリ名(C:\ClassicalEPWING\eld-morphなど)は何でも構いません。ただし、それらの下にCATALOGSファイルとCLSEPWフォルダなどを、解凍したそのままの状態で置きます。
3. 辞書データの追加
お好きなEPWINGソフトを起動し、解凍した辞書データを追加登録します。ソフトによっては自動検索するものもあります。追加方法はソフトのマニュアルをご覧下さい。
ここではWindowsで代表的な、EBWinとDDWinの操作方法を書いておきます。
EBWinでの追加方法
- 一つずつ追加する方法
- 「ファイル」→「辞書の追加」メニューを選択します
- 解凍したディレクトリにあるCATAOGSファイル(C:\ClassicalEPWING\eld-morph\CATALOGSなど)を指定します
- まとめて追加する方法
- 「ファイル」→「辞書の再検索」メニューを選択します
- 「指定したパス」をチェック、「辞書検索パス」に、辞書のあるディレクトリ(C:\ClassicalEPWINGなど)、「検索する深さ」を2とします
- 「検索」をクリックすると、指定したディレクトリの下にある辞書が一度に全部追加されます
DDWinでの追加方法
DDWinは起動時に自動検索するようになっています。ただし、検索対象のドライブとフォルダ階層の深さは、適切に指定しておかなければなりません。
うまく追加されなかった場合は、起動後、「ファイル」→「辞書をサーチする」で、検索対象のドライブと深さを指定して「OK」をクリックします。「オプション」→「検索」タブでも同様に指定できます。
Unicode版EBWinでのセットアップ
EBseries(EBWi4, EBPocket for iOS, EBMac, EBPocket for android)では、ギリシア文字などを外字(ビットマップで表示されるので見た目が悪いです)ではなく、その他の文字と同じくUnicodeフォントで表示することが出来ます。そのために、文字の置き換えを指定したファイルをコピーします。
[2012/04/29追記] サンスクリット辞典では、CLSSKT.mapを使ってください。alternate.iniは共通です。
概略
- 「ダウンロード」ページの「EBseries専用ファイル」をダウンロードします。
- その中にあるalternate-v3.ini(EBWin3の場合)かalternate-v4.ini(EBWin4の場合)をalternate.iniに名前を変えて「アプリケーションディレクトリ」へ上書きコピーします。
EBWin3では、「アプリケーションディレクトリ」はOSによって異なります。EBWin4では、アプリを起動してファイル→設定画面にある「アプリケーションディレクトリ」ボタンを押して出るフォルダになります。
- 同じく、CLSEPW.mapを「アプリケーションディレクトリ\GAIJI」へコピーします。
- EBWinを再起動します。
手順解説
ここではWindows XPでの操作例を示します。Windows Vistaでは上記の表のように「アプリケーションディレクトリ」のパスが異なることに注意してください(手元にVistaが無いので、動作確認していません)。
- EBWinを起動していたら、いったん終了します。
- 「ダウンロード」ページの「EBseries専用ファイル」をダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルを適当な所に解凍します。alternate.iniとCLSEPW.mapの二つのファイルがあることを確認してください。
- 「C:\Documents and Settings\ユーザー名」フォルダを開きます。「ユーザー名」は、ログイン時に選択する名前(スタートボタンを押して表示されるウィンドウの左上にも出ます。以下の画面例ではohkubo-kになっています)です。
- そのフォルダに「Application Data」というフォルダがあるか探します。見つからない場合は、「ツール」→「フォルダオプション」→「表示」タブの、「ファイルとフォルダの表示」で、「全てのファイルとフォルダを表示する」をチェックします。これで表示されるようになります。
- 「C:\Documents and Settings\ユーザー名\Application Data\EBWin」フォルダを開きます。そこに既にalternate.iniがあるはずです。
- 解凍したファイルにあったalternate.iniをこのフォルダに上書きコピーします。心配な方は元のファイルを別名で残しておきます。
- そのフォルダにあるGAIJIフォルダ(「C:\Documents and Settings\ユーザー名\Application Data\EBWin\GAIJI」)を開きます。多数の.mapファイルがあるはずです。ここにCLSEPW.mapをコピーします。
- さっき「ファイルとフォルダの表示」を変更した方は、「隠しファイルおよび隠しフォルダを表示しない」に戻しておきましょう。
[2014/01/27追記] 「EBseries専用ファイル」にある alternate.ini は EBWin3 用です。EBWin4 では使えません(起動に失敗します。alternate.iniを削除すれば起動できるようになります)。そもそもEBWin4でのalternate.iniの振る舞いがEBWin3と変わってしまったので、残念ながらEBWin3のようには使えません(参考)。
[2014/03/19追記] EBWin 4.0.22 からalternate.iniが正しく使えるようになりました。ただし、EBWin3用とEBWin4用でファイルが異なります。「EBseries専用ファイル」にある alternate-v3.ini か alternate-v4.iniのいずれかを alternate.ini に名前を変えて EBWinのアプリケーションディレクトリにコピーして下さい。
メモ
- おそらく無いと思いますが、別の辞書ソフトのセットアップで既にalternate.iniを変更していたら、公開しているalternate.iniの真ん中辺にある「# Appendix for "EPWING for the classics"」から最後までを、既存のalternate.iniに手作業で追加してください。
- alternate.iniは、検索文字列にUnicode文字を指定したとき、普通のASCII文字に変換する(例:αをaに変換)ためのファイルです。詳しくは、EBWinヘルプの「Unicode検索置換ファイル」をご覧ください。
- CLSEPW.mapは、ビットマップ表示の外字をUnicodeで表示するための設定ファイルです。詳しくは、EBWinヘルプの「外字定義ファイル」をご覧ください。
- alternate.ini, CLSEPW.mapをコピーした後は、EBWinを再起動する必要があります。
- 外字の置換表示をやめたい場合は、「アプリケーションディレクトリ\GAIJI\CLSEPW.map」と「アプリケーションディレクトリ\GaijiMap.db」ファイルを削除してから、EBWinを再起動します。GaijiMap.dbは起動時に自動作成されます。
- EBWinヘルプの「アプリケーションディレクトリ」もご覧ください。
EBPocket for iOSでのセットアップ
[2012/01/25追記] 有料のProfessional版でないと、外字のUnicode表示が出来ません。
- 「ダウンロード」ページで使いたい辞書のデータと、EBseries専用ファイルをダウンロードしておきます。
- EBPocketの「辞書の準備」ページに従い、EPWINGデータをiPhone/iPod touchにコピーします。
- 辞書データのフォルダ(CATALOGSファイルやCLSEPWフォルダのあるフォルダ)に、CLSEPW.plistをコピーします(辞書データフォルダ毎に全て。サンスクリット辞書ではCLSSKT.plistをコピー)。
- EBPocketを再起動します。外字がきれいなUnicodeフォントで表示されます。
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